第一章・運命という名の出会い



ここは、どこだ・・・?

靄が掛かっていて、よく見えない。

もっと言えば、自分が立っているのか、座っているのか、

はたまた寝転がっているのか、それさえもよく分からない。

周りで何か騒いでいるような気もするけれど、それもあまり聞こえないし。

それほどまでに、感覚が無いのか。

ふわふわとした意識の中で、目の前を集中して見ようとする。

・・・自分の側に、誰かいるような気がする。



“・・・誰だろう?”



そう思ったところで、意識が途切れた。












<第一章 エンド>


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